中川クリニック

福山市の内科・呼吸器科・アレルギー科、中川クリニック

〒721-0975 広島県福山市西深津町6-13-5
TEL 084-921-0300
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咳について

頑固な咳について

咳には気道の敏感さを伴うものと伴わないものがあります。気道の敏感さは気管支を収縮させる(=副交感神経の興奮を優勢にする)薬を吸入して1秒間に吐き出せる呼気が20%減る薬の濃度で表します。アレルギーによる咳には気道の敏感さを伴うものと伴わないものがあり、敏感さを伴うものの代表が咳喘息、伴わないものの代表がアトピー咳嗽です。咳が3週間以上続く場合を遷延性咳嗽、8週間以上続く場合を慢性咳嗽といいます。慢性あるいは遷延性咳嗽の原因は非感染性のものでは咳喘息、アトピー咳嗽に加えて副鼻腔気管支症候群が主なものです。これは蓄膿症(慢性副鼻腔炎)の膿が寝ている間に喉から気管に流れ込み(後鼻漏)気管支炎を起こすもので、夜間の咳と起床時に汚い痰が多いという特徴があります。
しかし、実際の外来で咳が止まらない患者さんの原因は感染症の方がずっと多く、非定型病原体と呼ばれる連中が悪さをしていることが多いように思います。非定型病原体の代表選手はマイコプラズマと肺炎クラミジア感染症です。これらは外来診療でよく使われるセフェム系抗生剤は無効で適応症に含まれるキノロン系の抗菌剤も効果が弱いため咳が止まらないことがよくあるようです。
これらの見極めには慣れが必要で時には呼吸器内科医でも迷うケースもあります。。

 

咳喘息について

咳喘息とは気管支が敏感な(気道過敏)咳で気管支喘息に様な気管支の狭窄、呼吸困難を伴わないものをいいます。
気道過敏があるかどうかはアストグラフという検査もありますが、気管支拡張剤で咳が減るかどうかを試すことで判断できます。
治療は気管支喘息と同様で、吸入ステロイドや気管支拡張剤、ロイコトリエン拮抗剤などが用いられます。

 

慢性閉塞性肺疾患とは

慢性閉塞性肺疾患(COPD)は現在では慢性気管支炎と肺気腫をさす病名です。
両疾患とも喫煙が主な原因で、治療においても禁煙が大切な点が共通しており、両者の重複も少なくないことから各々を区別せずCOPDにまとめられました。
症状は慢性気管支炎では咳と痰、肺気腫では動いたときの息切れで全く異なり、治療も慢性気管支炎は14員環マクトライド抗生剤の内服が中心ですが、肺気腫では抗コリン剤の吸入が中心となります。